食生活
自然とのつきあいの中で、最も人間と関わりが深いのは食べ物です。ここでは、自然の恵みを生かした昔ながらの食文化についてまとめてみます。
山形県置賜地方で育まれた食生活に関わる地域的・歴史的背景
- 山に囲まれた内陸地方であり、海まで遠い地域である。
- 四季の変化に富み、豊かな自然を有(ゆう)する。
- 県内屈指(くっし)の多雪・豪雪(ごうせつ)地帯である。
- 山形県を縦断(じゅうだん)する最上川の上流(じょうりゅう)、支流(しりゅう)がある。
- 吾妻連峰(あずまれんぽう)の温泉がある。
- 気象現象(きしょうげんしょう)により、冷害(れいがい)による米の凶作(きょうさく)が、江戸時代には5〜7年に一度、明治
時代以降は平均して7年に一度程度おきていて、多くの人々の生活を脅(おびや)かしてきたこと。
- 江戸時代の上杉氏の藩政(はんせい)が、食文化形成に深く関わってきた歴史的な背景があること。
など、これらの様々(さまざま)な要因(よういん)がからみ合う環境の中で、そこに暮らす人々は自然の恵みに感謝をしながら、たくさんの
知恵を生かした当地方特有の食生活を育(はぐく)んできました。その一部は現在に至(いた)っても受け継(つ)がれています。
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