和名 窪田なす(=薄皮なす)
学名
ナス科
文献 [R1992001]
利用法 食用
地域 山形県置賜地方
調理法1 一夜漬け(浅漬け)
薄皮なす(1kg)のへたを取り、洗って水を切り、みょうばん(5g)をまぶしておきます。水(500〜600cc)に、塩(70g)を入れ火に掛け沸騰したら、そのまま室温で冷まします。深めの容器になすを入れ、塩水を注ぎ重石をして一晩漬け込みます。(この時、必ずなすが、塩水に浸っていることが大切なポイントです。)
その他 ・窪田なすの由来
米沢市窪田の地名に由来して命名されました。その来歴は古く慶長5年(1600年)上杉景勝公が米沢藩転封の際、城代家老の色部長門守が越後から導入し窪田地区で栽培し、その後もすぐれた系統を選抜栽培し、窪田なすと銘名したとされています。この品種は、小型で丸みを帯び、下膨れの巾着形をしており、果肉に弾力があるため歯ざわりが良く、塩漬けや辛子漬けなど、特に長期の塩蔵用に向いています。