和名 あひる(=宮井のあひる)
学名
ガンカモ科
文献 [R1992001]
利用法 食用
地域 山形県置賜地方
調理法1 たたき団子(昭和15年頃までの正月の吸物でした。)
まだ少し肉の付いている骨をハンマ−でよく叩き、後はやまがたなで叩きながら刻みます。ペ−スト状になったら打ち豆を入れ、またよく滑らかにし、団子に丸めて濃い目の味付けで煮上げ山椒粉などをふりかけます。
椀種にする時は薄味にして用いました。つきこん、牛蒡、ねぎ、凍豆腐、芹、茸、柚子など季節に添った物と、実沢山に入れた吸物は、正月から旧正月にかけての何よりのおもてなしの一品であったようです。
調理法2 雑煮の椀種
その他 当置賜地方では、あひるは鴨に代わってよく食べられていました。明治20年、43年、昭和23年の記録に残されています。「宮井のあひる」が大変、珍重されていたようです。