和名 豆もやし(=小野川の豆もやし)
学名
文献 [R1992001]
利用法 食用、薬用
地域 山形県置賜地方
調理法1

冷や汁(正月)


{食材:雪菜・豆もやし・ほうれん草・凍みこんにゃく・凍み豆腐・干し椎茸・ほたて(干し貝柱が一層美味しい)・醤油・みりん・もどし汁(干し貝柱や干し椎茸)・かつおだし・塩など}
調理法2 すき焼
調理法3 鍋物
調理法4 味噌汁
その他 ・「小野川豆もやし」は、米沢市小野川地区において、冬期間の農家の副業として、温泉の廃湯熱を利用して栽培が行われ、特産物の一つとなっています。
・文献によると、食用のみならず薬用としても用いられ、また行事食や歳暮・年始などの贈答品としても用いられました。
・栽培法: 小野川豆もやしの栽培は、湯の導入権利(持ち株)がないとできず、大正12年に三沢村大字小野川萌業組合のもと、組合組織による共同作業により現在まで生産されています。生産期間は11月23日頃から翌年4月5日頃までです。「小野川豆もやし」の製造工程は、小屋かけ→室掘り(むろほり)→砂しき(砂採り)→室すえ→豆をふせる→室の温度管理→もやしおこしと、行われます。豆をふせてから、7日目の早朝収穫されます。このようにして生産された豆もやしは、シャキシャキとした歯ざわりと、大豆の香ばしさ、胚軸の白さと豆の黄色がひときわ美しく、とても美味しいです。