和名 | あけび |
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学名 | |
科 | アケビ科 |
文献 | [R1992001] |
利用法 | 食用,薬用,垣根(日よけ用棚) |
地域 | 山形県置賜地方 |
調理法1 | 新芽を使用:和えもの(当地方では、あけびの新芽を「もえ」「もい」「きのめ」と呼ぶ。) |
熱湯に塩を入れてさっと茹でてから、冷水にとる。美しい緑と歯ざわりの中にほのかな苦味を楽しむが、苦味が強いときは一夜水に浸して置いて、アク抜きをする。 | |
クルミあえ、ピ−ナッツあえ、ごまあえ、おろしあえ、からしあえ、納豆あえ、ジンダンあえなど | |
調理法2 | 新芽を使用:お浸し |
調理法3 | 新芽を使用:酢の物 |
調理法4 | 新芽を使用:汁の実 |
調理法5 | 新芽を使用:天ぷら |
調理法6 | 新芽を使用:木の芽づけ。マタタビの葉などといしょに塩漬。 |
調理法7 | 果実を使用:味噌詰め焼き(はさみ焼き) |
中具の材料として、きのこ(舞茸、しめじ、かのかなど)、挽肉、枝豆、みょうが、しその実、とうもろこしなど好みで取り合わせ、練り味噌とともにゼラチン状の果肉を除いた生アケビ皮に詰め、糸やスゲ、カンピョウなどで合わせ目から中具がでないように結び、フライパンに1p位の深さの油を熱し、具入れアケビをいれ、時々上下を返しながら中火で蓋をして、蒸し焼きにします。 | |
調理法8 | 果実を使用:ジンダンあえ、ぬたあえ、クルミあえ |
完熟より少し前のものをさっと茹でて、和えものにします。 | |
調理法9 | アケビ干しを使用:白和え |
下準備:アケビ干しを半日位水に漬けた後、水煮し煮立ったら火を止め自然にさまし、2〜3回水をかえてさらし、水気を取って料理します。もどしたアケビ皮を細かく切り下煮して、白ごま、豆腐、砂糖、塩の和え衣であえ、精進料理などに使います。 | |
調理法10 | アケビ干しを使用:煮付け |
もどし皮にごぼう、人参の太目の繊切り、にしん、打ち豆を入れ、かんぴょうで結び、味噌、砂糖、酒と共に40分位じっくりと煮ます。また、切ったもどし皮に、にしん、打ち豆を一緒にし、酒粕を入れて煮るものもあります。 | |
その他 | 胃腸薬、利尿剤、頭痛・通経剤、便秘薬として用いられます。 |
蔓・茎は輪切りにして乾燥し、消炎・利尿剤、排膿通経剤としての効能があると言われています。 | |
熟果を乾燥し細かく刻んで煎用すると、胃癌、腎臓水腫に卓効があると言われています。 | |
アケビは、果肉・果皮ともに、たんぱく質・無機成分・糖質などの栄養果実類の中では、高い方です。 |