和名 (こい)
学名
コイ科
文献 [R1992001]
利用法 食用
地域 山形県置賜地方
調理法1 鯉の甘煮
鯉は鱗をつけたまま、胆をつぶさない様にして輪切りにします。鍋に水と酒、砂糖、醤油の調味料を加え煮ます。30分おきに調味料を加え全体で約1時間半煮ます。一晩おいて、味をふくませ、また火を入れて煮付けます。
天盛りに木の芽か針しょうがを使います。
調理法2 鯉こく
鯉は鱗と胆をつぶさないようにとり、2p厚さの筒ぎりにします。頭は縦半分に切り洗って血抜きをしておきます。鯉はたっぷりの水で水煮しあくを取ります。そこに薄切りしょうがと、味噌を入れて、弱火で30分煮ます。食卓に出す前に、もう一度火にかけて10分位煮てから椀に盛り付けます。刻みねぎをかけて、いただいてもいいです。
その他 現在もなお盛んな米沢鯉の養鯉は、上杉藩九代藩主治憲(号鷹山)公の奨励でなされたのが始まりと言われています。当時、四方を山に囲まれた米沢は鮮魚に恵まれず、食生活における貴重なたん白源となりました。
現在においても、祝い事や正月には欠かせない食品の一つです。