表6:蛋白質の機能
PeptideFunction
vitellogenin 卵母細胞に蓄積される卵黄タンパク質。卵形成の過程で卵に吸収されてホスビチン(phosvitin)とリポビテリン(lipovitellin)になり、最終的に卵黄顆粒の形で蓄積される。ビテロゲニンはニジマス胚全体のタンパク質の量の約80%を占める最も多量に存在するタンパク質である[8]。ビテロゲニンはメスの肝臓で生成され、血液を通して卵巣に運ばれ卵の中に貯えられる。その後ビテロゲニンは胚の成長過程において断片化され栄養として使われる[9]
apolipoproteinアポリポタンパク質は脂質との結合、脂質の輸送などリポタンパク質代謝において重要な機能を果たしている。最も重要な役割として、水に不溶性の脂質と結合し、リポタンパク質粒子を形成することにより水溶性とすることである。
alpha tropomyosin主要な筋タンパク質の1つα、βトロポミオシンがある。横紋筋ではCa+結合タンパク質トロポニンを結合、Ca2+に依存した筋収縮、弛緩の制御に寄与する。