インターネットを活用する「立体化学」独習システムの試作 竹内 敬人 たけうち よしと 神奈川大理 吉田 弘 よしだ ひろし 広島大理 守谷 崇 もりや たかし 創価大工 ○伊藤 眞人 いとう まさと 創価大工 インターネット、特にWWWは、その双方向性を活用したインターラクティブな 遠隔教育や独習システムの新しい媒体として注目されている。化学教育で必要 不可欠な構造と運動や反応に関する内容を、効果的に理解させるのに不可欠な 図表や動画像を活用するには、javaやVRMLを用いて開発された素材を併用する のが有効である。われわれは、このような化学教育教材の一例として「立体化 学」を取りあげ、インターネット上で動作する独習システムを試作した。この システムの特徴は、(1)cgiによるインターラクティブなプログラム学習:質問 に対する学習者の回答に応じて、次の質問に進むか解説を見せるかを判断する、 (2)javaやVRMLによる動画や三次元グラフィクス画像:分子の構造とダイナミ クスを視覚的に体験させる、および(3)インターネット上に分散した素材の有 機的活用:遠く離れたサーバーにある素材にリンクして活用する点である。