SALSによる数値計算曲線のカーブフィッティング -- 多段階プロトン解離平衡の精密解析 -- ○加藤 良清 かとう よしきよ 山形大理 山田 明文 やまだ あきふみ 長岡技科大工 小野寺 準一 おのでら じゅんいち 山形大工 鵜浦 啓 うのうら けい 山形大理 最小二乗法標準プログラムシステム SALS は、古くから化学分野で利用されて 来た。SALSには、解析解がない場合も、数値計算が可能であれば、計算曲線を 実験値に最小二乗フィッティングする機能が早くから組み込まれている。本研 究では吸光度測定および希薄溶液の伝導度測定から水の自己解離を考慮し、多 段階プロトン解離平衡を精密計算するプログラムを例に、SALSを用いて数値計 算結果の実験値へのあてはめを実施するプログラムの開発とその応用例を報告 したい。このようなプログラムは既に多くが公表されているが、SALSのライブ ラリーパッケージ を利用する方法は、読みやすい FORTRAN で記述できること、 など見直されるべき特徴を有している。