コンピュータ集約型検定法の一般化加法モデルへの適用と応用 ○高木 達也 たかぎ たつや 大阪大院薬 渡里 智恵子 わたり ちえこ 大阪大薬 宮田 幸治 みやた こうじ 大阪大院薬 黒川 絵美子 くろかわ えみこ 大阪大薬 藤原 英明 ふじわら ひであき 大阪大医 黒川 顕 くろかわ けん 大阪大遺伝情報実験施設 長谷川 義高 はせがわ よしたか 大阪大遺伝情報実験施設 安永 照雄 やすなが てるお 大阪大遺伝情報実験施設 近年、一般化加法モデル(GAM)、交替条件付期待値(ACE)、Multiple Additive Regression Trees (MART)などの、平滑化法、ノンパラメトリック 回帰法が盛んに応用され始めている。しかし、国内の薬学、化学分野への応用 はまだ数えるほどしかない。また、属性の選択、検定に関しても、多くの手法 では客観的な基準を設定することが容易でない。すでに当研究グループでは、 ブートストラップ法に代表されるコンピュータ集約型検定・推定手法の薬学・ 化学分野への応用を積極的に試みてきただけでなく、独自に拡張シフト検定法 のアルゴリズムを開発し、ANNなどに適用してきた。今回、他分野ではすでに 多くの応用例のあるGAMを取り上げ、拡張シフト検定法を含むコンピュータ集 約型手法を導入、S-Plus付属の標準的医薬学データの解析に適用、オリジナル の結果と比較してみたところ、比較的良好な結果を得ることができた。