Multiway PLS法を用いた活性コンフォメーションと重ね合わせルール選択手法 ○荒川 正幹 あらかわ まさもと 豊橋技科大 船津公人 ふなつ きみと 豊橋技科大 3次元構造活性相関において活性コンフォメーションと重ね合わせルールを決 定することはモデルの適用能力を左右する重要な因子である。これら因子はお 互いに密接な関連があり、X線結晶解析などの構造情報がない場合には、容易 には推定できない。本研究では、Multiway PLS法による合理的な活性コンフォ メーションと重ね合わせルール推定法を提案する。Multiway PLS法はPLS法を 多次元解析に拡張した手法であり、PLS法と比較してノイズに強い安定なモデ ルを与えることができる。サンプル、フィールド変数、コンフォメーションセッ ト、重ね合わせルールからなる4次元配列を説明変数としMultiway PLS法で阻 害活性との関係を検討した。モデル係数値から阻害活性に大きく寄与する活性 コンフォメーションと重ね合わせルールを推定することができた。