第一原理計算による新規メタノール合成触媒の理論設計 ○坂原 悟 さかはら さとし 東北大院工 遠藤 明 えんどう あきら 東北大院工 高見 誠一 たかみ せいいち 東北大院工 Belosludov Rodion ぺろするどふ ろでぃおん 東北大院工 Zhanpeisov Nourbosyn ざんぺいそふ のるぼしん 東北大院工 久保 百司 くぼ ももじ 東北大院工 宮本 明 みやもと あきら 東北大院工 現在、エネルギー利用の高効率化と低環境負荷の観点から高品位燃料の合成が 期待されている。高品位輸送燃料の一つであるジメチルエーテルは、低温での メタノール合成が早急な課題である。そこで本研究では著者らが提唱している コンビナトリアル計算化学を活用し、新しい触媒材料の設計を試みた。その結 果、メタノール合成用触媒として実験的に工業化されているCu+を活性中心と する触媒が計算化学を用いても有効であることが確認され、さらにAg+、Au+が Cu+より高い活性を持つ可能性があることが示唆された。さらに本研究では別 の反応経路、担体効果に関する知見を明らかにした。