ヒトゲノムのエキソンとイントロンの識別 工藤 喜弘 くどう よしひろ 山形大工 金谷 重彦 かなや しげひこ 山形大工 木ノ内 誠 きのうち まこと 山形大工 ○坂井 孝光 さかい たかみつ 山形大院工 mRNAのスプライシングはエキソンとイントロンの境界を中心にした数塩基配列 に特徴があるとされており、イントロンがGTで始まりAGで終わるGT−AG則は最 も有名であるが、DDBJのHomo sapiensのDNAデータ78425件に対して、実際に機 能し構造が明確に記述されている451 5件のDNAデータの報告事例についてのイ ントロン5796件のうち、GT−AG則に従わないすなわち、GT−AG則以外の規則で 説明すべきイントロンは162件見つかった。このうち109件はGT−AG則のい適用 も可能であること、残りのうち22件はGCーAG則に従うと考えればよいというこ と、などがわかったが、最後の31件にはそれ以外の規則を見つける必要があり そうであるという結論を得た。